図解化ー手を使う

最近になって試していることがある。
それは読んだ内容を図にすることである。
なぜか図解を思いついたかというと、読んで理解したとき頭の中にイメージができるが、それなら図で表せるはずだから。メリットは凝縮できること(アナログ的な凝縮)。また膨大な言葉を図と記号と少々の説明文字に変換することになるので、改めて複雑な文字を読み返すことなしに、それと同等の内容を即座に想起させることが可能になる。一度理解したことの図解なので、自分で作成した図解を見ればイメージを取り戻せる。しかも、大抵のものは図解できると感じる。
図解することに習熟すれば、読んだ本を忘れても図解だけで考えを進めることができるだろう。
こだわりは、実際にペンとノートを使うこと。(パソコンやスマホは使わない)。ペンと頭は直接つながっているのを肌で感じるけれど、機械を介在させると頭との距離をどうしても感じてしまうのが正直な実感だ。(とても微妙かつ繊細なことだが)。
注意点があるとすれば、キレイに書こうとか見栄えをよくしようとか考えず、思いついたことをちょっと乱暴なくらいに書き殴る。あまり意識的にならない。整理しようなんてこれっぽっちも思わない。見た目を気にすれば本質の卵を見落としてしまう。
デジタル社会だからこそ、アナログの長所は存分に利用しよう。
昔の人がすでにやっていることなのだが、デジタル化が流行っており、この効用が忘れ去られていると感じ、かえってこの古い方法にすぐれた価値があるのに利用しないのはもったいないので、あえて復活させる。デジタル化が急速に進むあいだに、忘れ去られている良きものの価値が、人知れず高まっている。このような微細な動向にも注意を払うことは必要でしょう。情報を仕入れたら、その情報が「表」であることに気づき、その「裏」に当たることは何か?と想像するようにしたい。デジタル化によってデジタル化されないノイズに注目するなど。

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