過去←(0)→未来
注目しているとき注意すべきは、注目しているがゆえに、影になっているものがあることを忘れないこと。話題になっているものが話題にされていないものを忘却というかたちで逆に強調している。集まっているということは、そのぶん集まっていないものが隠蔽されながら、つまり盲目ながら浮きでている。すでに注目されているものの運命は下降の一途を辿るであろう。そのあいだにもこれから注目されるべき多くのものが控えている。なんで旬の情報にそれほど気に掛けるのかわからない。それならこれから旬になるであろう話題を探すのが得策ではないか。情報の発信されるタイミングにも注意すべきだ。話題になっていることを話題にするに及ばない。話題になっているためにかえって隠匿されているものに目を向けるほうがいいだろう。注目されているものは、次第に忘れ去られるが、これから注目されようとするものは必ずあるはずだから。どちらに成長価値があるかは明白である。現在に過度に注意を向けるのは視野狭窄というべきだ。大きな流れのほんの一部分に過ぎない。過去の情報を忘れがちになる傾向について常に気にかけておきたい。過去と現在を照合し連絡を絶やさない。そして過去と現在を線で結んだ先にある未来を可能なかぎり予測してみる。そうやって三つの世界(過去・現在・未来)に跨って生きるようにしたい。
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