無理数について
円周率は無理数である。でもよく考えると、円ほど純粋な形はない。円は完璧な形である。なのに、半径との比率に無理数というランダムな数が出てしまう。これが不思議に思う。円周率という無理数は、まったく無秩序な数の並びのようだが、円の純粋性と完璧なことを考慮すれば、この無理数に法則性があるかも知れないと、つい考えてしまう。予測されるのは、本来は完全な表現ができるのに、数字を使うから無秩序に見えるのかも知れない。つまり、仮に新しい数学の形式によれば、きれいな秩序に落ちつくのではないかと思わせるのだが…どうだろう。常識的に考えて、円周率という無理数のほうが完璧であるはず。完璧なのに無理数であるという事実が不思議であり奇妙に感じる。これは例えば、光速が中途半端な数字で表せるのに似ている。だって、光速は完全なる単位なのだから。
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