サイバー攻撃

サイバー攻撃は立派な戦争です。ペラペラな新聞の見出しに載っているから、ほかのニュースと同列に見えてしまいますが、重要性と、その問題の重さは普通のニュースの比ではありません。国家がもっとも真剣になるのは、軍事に於いてほかにありません。軍事力を持つか持たないかに関係なく、軍事力について議論する場がなければいけません。そしてサイバー攻撃は、軍事力の行使といっても過言ではありません。その強度が増すほど戦争に近くなる性質のものです。監視社会が日常になっている現在では、個人情報の扱いに鈍感になってしまうのは無理もありません。個人情報なんてどうでもいい、という人もいるかもしれません。でも、これがお金に関係することだよ、言ったらどうしますか?暗号資産はデジタル情報ですから、容易にサイバー攻撃の対象になり得ます。最悪の場合、資産が消えることも考えられます。また膨大なデータを処理するコンピュータがサイバー攻撃を受けたら大混乱になりかねません。また、コロナ禍でテレワークが増えていますが、大規模なサイバー攻撃、あるいはサイバーテロによって仕事の道具であるパソコンが破壊される可能性もゼロではありません。三菱電機へのサイバー攻撃では、高度な軍事情報が標的になりましたし、ホンダにしてもそうです。これからもっと増えるのは間違いないでしょう。ここで強調しておきたいことは、ニュースには、重要度の低いものと高いものがあり、サイバー攻撃については特別重要で、単にニュースに過ぎない、というレベルの話ではないということです。まったく次元の異なる大問題だと認識しています。ほんとうに怖い!

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