サザエさんの本末転倒
昔、サザエさんの漫画に次のような作品がありました。
サザエさんがタクシーに乗っていて、目的地である自宅に到着したが、ここでタクシーの料金メーターが変わる。そこでサザエさんは、目的地を通り過ぎてもっと先にいくよう運転手に指示するというものです。
人間の心理をよく表しており今でも驚かされます。
目的地に着いたのに、料金が高くなったので、その分を余計に走って貰ったわけですね。これはよくあるケースです。
例えば、2000円の本を買ったとします。でも、まったく面白くないばかりか、為にもならない無駄な内容であることが、少し読んで判明したとします。そこで2000円のもとを取ろうと最後まで無理をして読んでしまうことはありそうなことです。
サザエさんも元を取ろうとして、逆にを無駄な行為をしてしまったところに、人間的なおかしみがあります。本人も不合理とわかっているのですから。
このように、心理的な満足を優先させるあまり不合理なことをしてしまうことはよくあります。
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